5月31日、アンゴラとモザンビークの大使が、「ポルトガル語公用語アフリカ諸国の独立50周年」 を記念するイベントの一環として、日本の大阪大学外国語学部を訪問しました。両大使は、筒井佐代学部長に出迎えられました。
アンゴラのテオドリンダ・コエーリョ駐日大使は、アフリカ諸国への関心と学習意欲を高めるため、両国間の大学交流を加速させることの重要性を強調しました。一方、日出ずる国へのモザンビーク大使指名者であるアルベルト・パウロ氏は、大阪市で10月13日まで開催中のEXPO2025でのナショナルデー記念式典に、同大学のポルトガル語コースの学生を招待しました。
世界中で日本語教育の研究者である筒井学部長は、関心のあるテーマとして、両アフリカ諸国の多言語主義と多言語併用について両外交官に尋ねました。歓迎の会合が1時間続いた後、両大使はイベントに参加し、学生や一般聴衆に向けて講演を行いました。
日本の大学がPALOP諸国の独立50周年記念イベントを開催
日本の大阪大学は、5月31日に「ポルトガル語公用語アフリカ諸国の独立50周年」を記念するイベントを主催しました。このイベントには、基調講演のために3名の外交官が招待されました。アンゴラのテオドリンダ・コエーリョ駐日大使、モザンビークのアルベルト・パウロ大使指名者、そして元名誉領事である鷹野健太郎氏です。
また、ポルトガル語研究を専門とする日本の大学教授3名も招待されました。上智大学の市瀬敦教授、関西大学の青木啓教授、愛媛大学の栗田秀之教授がそれぞれ、対象国との出会いのエピソードと研究テーマ(ギニアビサウのクレオール語、カーボベルデの「モルナ」音楽、モザンビーク北部の経済・農業協力)について発表しました。
外交官と学術関係者の講演の間には、大阪大学外国語学部ポルトガル語コースの学生たちが、ポルトガル語公用語アフリカ5カ国の一般情報を日本語とポルトガル語で発表しました。さらに、アフリカの音楽とダンスグループであるYéréYa Africandance Companyが、観客を巻き込んで一緒に踊らせる活気あるパフォーマンスを披露しました。
イベントの主催者であり、ポルトガル語コースの准教授である鳥越信太郎氏によると、このイベントの目的は「日本の学生や一般の人々に、これら5カ国に関するより多くの情報を提供し、関心を刺激すること」です。「日本とアフリカ大陸は物理的にも心理的にも遠く、多くの日本人はテレビで得られる不確かでステレオタイプな情報を通してのみアフリカを知っています。さらに、ポルトガル語を公用語とするアフリカ諸国の存在を知らない人も多くいます。この国[日本]では、ポルトガル語は『ブラジルの言語』として知られており、日本の9つの大学のポルトガル語コースの学生でさえ、これらの国々について学ぶ機会、あるいはその名前を知る機会がありません。そのため、このイベントが日本におけるアフリカ諸国へのさらなる関心を育み、5カ国との友好関係の強化に役立つことを願っています」と強調しました。
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